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2025.10.01
多くの種類の農作物を作っている農業法人がありました。どの商品が収益貢献しているかが判らないため、農作物ごとの原価計算を行うこととしました。「さつまいも」については、近年ブームになっていますが、個別原価を引いた段階で赤字となっていました。個別原価を引いて赤字である農作物は生産しない方が当社全体の収益を向上させるので、「さつまいもは、今後生産中止にしましょう」と提案しました。
しかし、すでに今年の種芋の植え付けは終わっていました。晩秋となるとさつまいもが生育して、収穫・販売等の追加作業が発生します。種芋をサンクコスト(埋没費用)と考えて、これ以上の費用はかけないため、収穫しないということが経済的には正しい結論ですが、農家の信条として、植えたものを収穫しないということは耐え難いことです。
いろいろと考えて、近隣の幼稚園に声をかけて園児に「いもほり」体験をしてもらうこととしました。「いもほり」体験の準備や当日のお世話等は発生しますが、追加作業(収穫・販売)は発生しません。かわいらしい園児の笑顔が収穫です。
しかし、すでに今年の種芋の植え付けは終わっていました。晩秋となるとさつまいもが生育して、収穫・販売等の追加作業が発生します。種芋をサンクコスト(埋没費用)と考えて、これ以上の費用はかけないため、収穫しないということが経済的には正しい結論ですが、農家の信条として、植えたものを収穫しないということは耐え難いことです。
いろいろと考えて、近隣の幼稚園に声をかけて園児に「いもほり」体験をしてもらうこととしました。「いもほり」体験の準備や当日のお世話等は発生しますが、追加作業(収穫・販売)は発生しません。かわいらしい園児の笑顔が収穫です。


