先般、神戸市の新型コロナウイルス対策の電話相談事業に従事しました。神戸市の中小企業に順番に電話して資金繰り等のお話しをお伺いしました。
その中で、日本政策金融国庫の実質無利子融資について、借りようかどうしようか躊躇している社長様がいらっしゃいました。当面の資金繰りは回っているけど…、返済負担が増えるのは…、赤字の状態だと…と、お電話では要領を得ませんでしたので、翌日訪問させていただきました。
社長様のお年は６５歳で、社内にいる息子様にバトンタッチをしたいと思っているが、赤字で借入金の多い財務内容が気になっているようでした。試算表を見せていただくと、販売先を変えたこともあって今期は黒字が見込めそうでした。
社長様には、「今期の決算を待って息子様に事業承継の話をしてみてはいかがでしょうか」とご提案いたしました。
経営に関する真のニーズは、相談されるお客様ご自身もわかっていらっしゃらないケースも多くあります。