先日、広島市信用組合の山本理事長のお話を聞く機会がありました。その中で目からウロコであったことの１つに、同信用組合での不祥事の防止対策があります。具体的には、サラ金等の多重債務に苦しむ職員が、勤務先の現金等を着服することの防止策です。
私が以前勤務していた金融機関でも、不祥事発生防止対策が取られていました。定期的にビデオ等で不祥事を起こした職員の顛末を晒して、万が一勤務先の現金を着服することがあれば、「警察に届け出ます」と脅していました。
広島市信用組合は、サラ金等で多重債務となった職員に対して、信用組合が肩代わりして返済させる仕組みを公表しています。職員からは、毎月の給与等から返済してもらう仕組みです。
自社の職員から、犯罪者を出さないために考え抜いた施策だと感じました。