先日、クライアントと一緒に地元の信用金庫に兵庫県の制度融資の利用をお願いしたときのことです。現在、クライアントの会社は、コロナ禍の影響もあって売上が減少して赤字で苦しんでいます。経営改善に向けて前向きに努力しているのですが、金融機関の月々の約定返済の負担が資金面を圧迫して思い切った行動がとれていません。
『企業存続』の観点から、地元の信用金庫にリスケしている借入金を、返済の据え置き期間のある兵庫県の制度融資に乗り換えさせてもらえないか？とお願いしました。しかし、同信金の対応は、据置期間に自金庫の返済が進まないことに過剰に反応して前向きな返事はいただけませんでした。借入金残高に合わせて返済額を調整する「残高プロラタ」に異常に固執して、”地元企業を存続させる”ことを忘れているようで非常に残念でした。