本年４月から「事業再構築補助金」の募集が開始されて、先日、第３回の締切がありました。
認定支援機関が関与して作成することが条件になっていますが、採択結果を見ると意外と苦戦しているように感じます。「ものづくり補助金」の採択経験があるコンサルタントでも、「事業再構築補助金」では苦労しているように思います。
理由として考えられるのが、各コンサルタント会社が「ものづくり補助金」と同じような形で、案件を受注していることも一因ではないかと思います。「ものづくり…」は、社長様が自社に必要な機械等の購入で依頼します。機械を導入することで自社の経営にどのような影響をあたえるかがイメージできます。しかし、「事業再構築…」は基本的に自社の既存路線にないものを行おうとするものです。かつ、「大胆な事業の再構築」を謳っています。社長様は、経験のない分野への進出を夢見て依頼します。その方向性が自社の「強み」が活かされたものなのか？否かは不明です。
「事業再構築…」については、案件の構想の段階から認定支援機関が関与しないと、苦労が多いわりに成功する可能性は低くなるように思います。