シックスσ（シグマ）という言葉を聞いたことがありますか？
製造業等で用いられる言葉です。不良品が発生する確率率をこの水準にしようという水準です。シックスσとは、１００万個作ったら、不良品は３～４個というレベルです。
１万個に１個も発生しないレベルです。私が前職の銀行員時代に事務センター部門でこの品質に挑戦してみました。簡単な操作も多い業務の中でも、１万回連続で「不備なし」は続けられませんでした。したがって、シックスσの水準は、とてつもないレベルの水準だと感じています。
しかし、先般この水準をはるかに凌ぐ企業にお目にかかりました。不良品の発生率が１００万個～２００万個に１個です。パート社員が中心の職場ですが、不備が発生させないためにはどうすればよいのかを究極まで考えています。そのうえ、従業員のモチベーションも高く、退職者がほとんどいません。社長に秘訣をお聞きすると「良いと思うことを、愚直に対応したまでです」とのことでした。