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2024.04.01
先月、マイナス金利政策が解除となり、金利がある世界が話題となっています。金利の引き上げは17年ぶりです。貸出金利の上昇が懸念されいていますが、日銀は急激な対応ではなく、緩やかな対応を考えいるようです。
投資と貸出金との違いを、配当と金利の面で考えてみたいと思います。
投資とは、元本をリスクに晒してリターンを考えるものです。投資の典型的なものは、代表者の自社への投資(株式)です。リターンの目安の1つはROEです。ROEとは自己資本に対する利益率のことで、現在は資本金の8%程度が配当の基準です。多くの中小企業は配当を行っていないので、あまり意識されていません。
一方、貸出金の原資の多くは、その金融機関に預けられた預金です。金融機関はリスクを冒すわけにはいきません。貸出金金利は、預金金利に人件費や事務経費を勘案して、その貸出金の回収リスクを加味して決められます。
金融機関から、貸出金利引き上げの話があるかもしれませんが、以上のようなことを考慮して考えていただけたら…と思います。